2014年4月4日 星期五

茶葉中の健康成分抽出 農研機構など給茶機開発 茨城

茶葉中の健康成分抽出 農研機構など給茶機開発 茨城

2014.4.4 02:14
 カテキンなど健康に良いとされる緑茶の成分を効率的に抽出できる給茶機を、つくば市の農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)などが開発した。この給茶機を使っていれた緑茶の飲用を続ければ、健康維持に役立つという。
 緑茶には、体脂肪の低下や抗酸化作用で知られるカテキン、リラックス効果があるテアニン、利尿作用をもたらすカフェインといった成分が含まれている。ただ、これらは品種や生育時期、お湯を注ぐ温度などによって抽出量が変化する。
 このため、農研機構は厨房(ちゅうぼう)機器製造メーカー「ホシザキ電機」(愛知県豊明市)と共同で、健康に良いとされる成分を短時間で簡単に抽出できる装置の開発に取り組んだ。
  開発された給茶機「リッチプラス」は、べにふうき、さえみどり、ゆたかみどりの茶葉3種類を機械に詰め、ボタンを押すと健康に良いとされる成分が従来の給 茶機よりも多く抽出された茶が飲める仕組み。べにふうきの場合、抗アレルギー作用のあるメチル化カテキンなら、成人の1日の摂取量の約半分19ミリグラム (1杯120ミリリットル)が摂取できるという。
 給茶機は4月以降、代理店を通じて企業や病院、銀行などの施設に出荷する予定。今後は家庭用の開発も検討する。
 農研機構食品総合研究所の山本万里食品機能研究領域長は「健康のためにも緑茶に興味を持ち、飲んでいただければ」と話している。

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